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03.03.21:30

「生きている」を見つめる医療――ゲノムでよみとく生命誌講座( 講談社現代新書)。

「生きている」を見つめる医療――ゲノムでよみとく生命誌講座 (講談社現代新書)「生きている」を見つめる医療は、愛づる医療
生命誌の提唱者として名高い中村氏が共著で、ゲノムを切り口として"ライフステージ医療"について述べたもの。ライフステージ医療とは、各人が人生の各年代において適切な医療が受けられる、言わば一生涯のオーダーメイド医療の事。過去からの"繋がり"を大切にする優しさ・視野の広さと平明な語り口が好感を与える。トピックスに関するWeb記事が紹介されている点も特徴。



まず、インプリンティングと言う現象を通じて、「ゲノム=単なる遺伝子の集合」と言う機械的概念を否定し、受精からの経緯を重要視する。ゲノム全体で見る生命誌の基本姿勢がここにある由。そして、遺伝子変異の多くはゲノム全体がカバーし個体の生存を可能にしたと言う。これが「生きている」を理解する基本と強調する。子供の章では、外傷とウィルス感染に対するゲノムの働きが述べられるが、感染症を引き起こす原核生物もまた「生きている」と言う視点が広い。医学と生物学(生化学)の垣根が低くなり、病気の概念を変えて来た(感染症等)と言うのも印象的。成人の章では、生活習慣病と体質がテーマ。糖尿病等は環境も多くの遺伝子も関る多因子疾患であると述べる。ゲノム解析は重要だがあくまで確率で、「個人を診る」事の一つに過ぎないとオーダーメイド医療の基本を語る。また、「ゲノムの個人差=体質」であり、ゲノムプロジェクトは重要だが、研究と医療現場を繋ぐ努力が不可欠と語る。ガンについての詳しい考察もなされる。老年の章では脳がテーマ。脳神経の解説は微細に渡り、特...


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