11.25.18:17
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03.10.07:30
ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジ 優洪擁幻)。
GEの人名録という趣
買ってあったが、人名があまりに多く出てくるので、覚えられず放置してあった。
結論から先に言うと、名前は覚える必要がない。巻末に人名リストがあるし、何度も出てくる人は限られている。
内容は彼の自叙伝であるが、ほとんどが「GEでのビジネス自叙伝」とも言える内容(1935年生まれ、1981年にCEO就任、2001年に退任)。
とにかくCEOの仕事というものは、1)成長分野をM&Aし、見込みのない分野を事業売却をすることとと、2)よい人を採用し、適所に配置することに尽きるのだと思った。
ジャック・ウェルチが国家元首のようにGEの中で振る舞っているが、古き良きGEと訣別するためには、彼のような人間が必要だったのであろう。売られた事業の中には、伝統的な分野(エアコン、家庭用品、テレビ事業とか)が多く含まれているが、長期的にはじり貧であり、相当の摩擦はあったであろうが、後から見れば英断とも言える決断だろうと思えて、それはそれでおもしろい。
優秀な人に人件費を加重配分し、ダメな人には新天地を探してもらうという考え方は日本的ではないが、合理的であるようには思う。
チャンスがないのに働き続けるのは双方に不幸であるが、辞める方は通常自分では辞めようという判断できないため会社が判断する、というのは冷たく見えるが、実はそうでもないのかもしれない。
また、感心というか、そうだなぁと思った点がいろいろあった。
・求めている人は「情熱にあふれ何かをやり遂げようとする意欲に燃え...
買ってあったが、人名があまりに多く出てくるので、覚えられず放置してあった。
結論から先に言うと、名前は覚える必要がない。巻末に人名リストがあるし、何度も出てくる人は限られている。
内容は彼の自叙伝であるが、ほとんどが「GEでのビジネス自叙伝」とも言える内容(1935年生まれ、1981年にCEO就任、2001年に退任)。
とにかくCEOの仕事というものは、1)成長分野をM&Aし、見込みのない分野を事業売却をすることとと、2)よい人を採用し、適所に配置することに尽きるのだと思った。
ジャック・ウェルチが国家元首のようにGEの中で振る舞っているが、古き良きGEと訣別するためには、彼のような人間が必要だったのであろう。売られた事業の中には、伝統的な分野(エアコン、家庭用品、テレビ事業とか)が多く含まれているが、長期的にはじり貧であり、相当の摩擦はあったであろうが、後から見れば英断とも言える決断だろうと思えて、それはそれでおもしろい。
優秀な人に人件費を加重配分し、ダメな人には新天地を探してもらうという考え方は日本的ではないが、合理的であるようには思う。
チャンスがないのに働き続けるのは双方に不幸であるが、辞める方は通常自分では辞めようという判断できないため会社が判断する、というのは冷たく見えるが、実はそうでもないのかもしれない。
また、感心というか、そうだなぁと思った点がいろいろあった。
・求めている人は「情熱にあふれ何かをやり遂げようとする意欲に燃え...
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03.03.21:30
「生きている」を見つめる医療――ゲノムでよみとく生命誌講座( 講談社現代新書)。
「生きている」を見つめる医療は、愛づる医療
生命誌の提唱者として名高い中村氏が共著で、ゲノムを切り口として"ライフステージ医療"について述べたもの。ライフステージ医療とは、各人が人生の各年代において適切な医療が受けられる、言わば一生涯のオーダーメイド医療の事。過去からの"繋がり"を大切にする優しさ・視野の広さと平明な語り口が好感を与える。トピックスに関するWeb記事が紹介されている点も特徴。
まず、インプリンティングと言う現象を通じて、「ゲノム=単なる遺伝子の集合」と言う機械的概念を否定し、受精からの経緯を重要視する。ゲノム全体で見る生命誌の基本姿勢がここにある由。そして、遺伝子変異の多くはゲノム全体がカバーし個体の生存を可能にしたと言う。これが「生きている」を理解する基本と強調する。子供の章では、外傷とウィルス感染に対するゲノムの働きが述べられるが、感染症を引き起こす原核生物もまた「生きている」と言う視点が広い。医学と生物学(生化学)の垣根が低くなり、病気の概念を変えて来た(感染症等)と言うのも印象的。成人の章では、生活習慣病と体質がテーマ。糖尿病等は環境も多くの遺伝子も関る多因子疾患であると述べる。ゲノム解析は重要だがあくまで確率で、「個人を診る」事の一つに過ぎないとオーダーメイド医療の基本を語る。また、「ゲノムの個人差=体質」であり、ゲノムプロジェクトは重要だが、研究と医療現場を繋ぐ努力が不可欠と語る。ガンについての詳しい考察もなされる。老年の章では脳がテーマ。脳神経の解説は微細に渡り、特...
生命誌の提唱者として名高い中村氏が共著で、ゲノムを切り口として"ライフステージ医療"について述べたもの。ライフステージ医療とは、各人が人生の各年代において適切な医療が受けられる、言わば一生涯のオーダーメイド医療の事。過去からの"繋がり"を大切にする優しさ・視野の広さと平明な語り口が好感を与える。トピックスに関するWeb記事が紹介されている点も特徴。
まず、インプリンティングと言う現象を通じて、「ゲノム=単なる遺伝子の集合」と言う機械的概念を否定し、受精からの経緯を重要視する。ゲノム全体で見る生命誌の基本姿勢がここにある由。そして、遺伝子変異の多くはゲノム全体がカバーし個体の生存を可能にしたと言う。これが「生きている」を理解する基本と強調する。子供の章では、外傷とウィルス感染に対するゲノムの働きが述べられるが、感染症を引き起こす原核生物もまた「生きている」と言う視点が広い。医学と生物学(生化学)の垣根が低くなり、病気の概念を変えて来た(感染症等)と言うのも印象的。成人の章では、生活習慣病と体質がテーマ。糖尿病等は環境も多くの遺伝子も関る多因子疾患であると述べる。ゲノム解析は重要だがあくまで確率で、「個人を診る」事の一つに過ぎないとオーダーメイド医療の基本を語る。また、「ゲノムの個人差=体質」であり、ゲノムプロジェクトは重要だが、研究と医療現場を繋ぐ努力が不可欠と語る。ガンについての詳しい考察もなされる。老年の章では脳がテーマ。脳神経の解説は微細に渡り、特...
02.23.06:30
スーツの夜 (ショコラノベルス・ハイパー)。
長い時間をかけて恋に育った二人。
あまりに幼いうちに、体を繋げてしまった二人。
攻も子どもだし、受けはもっと子どもだったから。
そこに愛はあったのに、攻は上手に伝えることが出来なかった。
受は、亡き母の作った絵本の物語に囚われすぎていた。
この、絵本の挿話がよかったです。
伊織さんも、親に反発しきれないいい所のボンボンという面もあったけど、
二人の想いが通じ合って、ちょっと男っぷりを上げた気がします。
紡はなんだか、幼く(?)、可愛さを増した気が・・・。
ずっと好き合っていた二人。
その長い時間の積み重ねと、伊織の執着っぷり。
すれ違っていても、なんだか甘い感じがして楽しかったです。
あまりに幼いうちに、体を繋げてしまった二人。
攻も子どもだし、受けはもっと子どもだったから。
そこに愛はあったのに、攻は上手に伝えることが出来なかった。
受は、亡き母の作った絵本の物語に囚われすぎていた。
この、絵本の挿話がよかったです。
伊織さんも、親に反発しきれないいい所のボンボンという面もあったけど、
二人の想いが通じ合って、ちょっと男っぷりを上げた気がします。
紡はなんだか、幼く(?)、可愛さを増した気が・・・。
ずっと好き合っていた二人。
その長い時間の積み重ねと、伊織の執着っぷり。
すれ違っていても、なんだか甘い感じがして楽しかったです。
02.19.20:56
これだけは知っておきたい デジタル家電のしくみとポイン 函
これだけは知っておきたいデジタル家電の仕組みトポイント
40歳代の音響メーカーの営業ですが自社製品の事は判りますが新しいデジタル家電の他社の製品に中々ついていけなくなるこの頃ですが書店で拝見いたしまして内容を見て直ぐに購入させて頂きました。
私が20代の頃はこんな本も沢山書店の店頭に並べられていましたがここ最近こうゆうタイプの本ほとんど見かけなくなりました。
大変役にたち 感謝、感謝の次第です。
40歳代の音響メーカーの営業ですが自社製品の事は判りますが新しいデジタル家電の他社の製品に中々ついていけなくなるこの頃ですが書店で拝見いたしまして内容を見て直ぐに購入させて頂きました。
私が20代の頃はこんな本も沢山書店の店頭に並べられていましたがここ最近こうゆうタイプの本ほとんど見かけなくなりました。
大変役にたち 感謝、感謝の次第です。